2022/02/03
パソコンは使用するだけで発熱し、本体の温度が高くなっていきます。温度が高くなりすぎると処理が遅くなり、不正終了してしまうこともあります。これは、気温が高い夏や密閉された場所に本体が置かれていると起こりやすい現象です。メーカー製の完成品は、スペックにあった独自の設計で熱量を計算していますが、それでも使用年数が長くなり、パーツの耐久力が落ちてくると発熱に弱くなってしまうのです。
パソコンが発熱するのは、個々のパーツに原因があります。まずはどのパーツが発熱しているのか調べましょう。ステータス監視ソフトを使えば、パーツごとの現在の温度が分かります。発熱しすぎていることが多いのはCPUで、30度前後であることが一般的ですが、多くの処理をさせていると60度を超えることもあります。
ユーティリティソフトでCPUクーラーの回転率を上げるなどして、冷却性能を高めましょう。また、自作パソコンであればCPUクーラーそのものを高性能なものに交換してしまうのも一つの手段であり、最も効果的と言える方法です。さらに、ケースファンを追加するのも良い考えです。その場合は、ファンの吸気と排気の方向に注意が必要です。
基本的には、パソコンの前面ファンで吸気し、背面ファンで排気します。こうすることによって、内部に風の流れを作ることができ、吸気した新鮮な空気でパーツを冷やすことが出来るのです。パソコンを使用する際は、発熱にも気を配りましょう。